ディスクロージャー誌2022
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 長崎県の景気は、新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」といいます。)の影響により、令和3年12月頃まで緩やかな持ち直しが見られたものの、令和4年1月からは持ち直しのペースが鈍化しました。 観光は、令和3年10月から12月頃にかけて、低い水準ながら持ち直しの動きが見られたものの、令和4年1月頃から悪化しました。個人消費は、令和3年11月から令和4年1月頃にかけて、持ち直しの動きが見られたものの、令和4年1月頃から持ち直しのペースが鈍化しました。住宅投資は持ち直しています。公共投資は高水準で推移し、生産は緩やかな増加基調にあります。企業倒産は少ないものの、中小企業の景況感は第四四半期に悪化しました。 県内主要金融機関の中小企業向け貸出金残高は、前年度を上回りました。 各種施策により回復してきていますが、厳しい状況は続いています。 設備投資は、増加しました。 雇用については、改善の動きに拡がりが見られています。項目 令和3年度は、長引くコロナ感染拡大の影響を受け、依然として厳しい経営状況に置かれている中小企業に対して、コロナ対策資金の周知を図り、迅速かつ柔軟な資金繰り支援に継続的に取り組みました。 コロナ関連保証は実質無利子・無担保(ゼロゼロ)融資の保証が昨年度末までの申込で令和3年5月までの実行が対象となり、また、県の緊急資金繰り支援資金も継続されましたが、利用は一巡しており保証期間・据置期間も長期で導入されているため、再調達の需要も少なく落ち着いた動きとなり、保証承諾48,637百万円(計画比76.0%、対前年度比26.0%)、保証債務残高229,840百万円 (計画比99.2%、対前年度比98.7%)と、ともに計画及び前年度実績を下回りましたが、保証利用企業数は13,919企業と、対前年度比246企業の増加となりました。4,358保証承諾保証債務残高21,71384代位弁済69実際回収※代位弁済は元利合計。件 数年度対前年度実績比33.148,637100.4229,84071781767.7103.0金 額計画値(金額)計画比26.064,00098.7231,8001,70062.4142.8350対前年度実績比(単位 :件、百万円、%)76.099.242.2233.41.業務環境2.事業概況(1)県内の経済動向(2)中小企業向け融資の動向(3)県内中小企業の資金繰り状況(4)県内中小企業の設備投資動向(5)県内の雇用情勢令和3年度 業務数値26令和3年度の経営計画の評価

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