ディスクロージャー誌2025
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 引き続き、部署横断的な支援体制のもと経営支援部門と連携して、中小企業に寄り添い、きめ細やかな資金繰りと経営改善に向けた支援に取り組んでまいります。 経営者保証を不要とする取扱いについて、金融機関に対し保証申込時に個々に提案することに加え、事前協議書の書式改正を行い、経営者保証免除に関する項目を追加することで、金融機関の担当者への意識付けを促すとともに、事前協議の回答時においても個々に提案し推進を図りました。また、経営者保証を不要とする各種保証制度について、金融機関向けの業務研修会等での周知、利用推進に努めました。 その結果、経営者保証を不要とする保証の実績は年間393件、前年度比131.0%となり、前年度の実績を上回りました。 今後も、中小企業の事業の成長や事業承継、早期の事業再生に寄与するため、経営者保証を不要とする保証の推進に努めてまいります。 事業の発展や成長に向けての事業再構築や事業転換等の前向きな資金について、金融機関と連携し柔軟かつ積極的に支援を行いました。また、企業の持続的発展の支援のため、政策保証の創設及び周知に迅速に対応するとともに、県や各市町を訪問し意見交換や情報共有を行った結果、地方自治体制度の創設・改正に繋げることができ、保証の利便性向上に寄与することができました。 今後も県や各市町との定期的な情報共有と意見交換を行い、引き続き保証の利便性向上に取り組み、厳しい経営環境の中でも前向きに事業の発展や成長を目指す企業の支援に努めてまいります。 金融機関や中小企業支援機関との日常的な来会や訪問による相談等(年間736回対応)のほか、金融機関とは支店長との情報交換会(年間20回実施)での情報共有や意見交換を図るとともに、行職員との業務研修会等(年間13回実施)での制度説明や質疑応答を通して、信用保証業務への理解、協力を求めるなど、金融機関や中小企業支援機関との連携強化を図りました。 また、昨年度に引き続き金融機関合同研修会を開催し、まだ融資経験が少ない行職員に対して、信用保証制度や信用保証業務等の説明に加え、グループワークを行い、若年層での交流、連携強化に取り組みました。 金融機関や中小企業支援機関とは日常的な対話の中で情報共有や意見交換を行い、情報交換会や業務研修会を通じた連携強化を図ることに努め、保証や経営支援における取組への理解と協力のもと、中小企業の資金繰りや経営安定のための支援に引き続き取り組んでまいります。❶ 中小企業に寄り添った、きめ細やかな経営改善の支援 経営支援については、幅広く、早期に中小企業に対して経営改善に向けた提案をするため、令和6年度に本支所の保証課と経営支援課の課長代理に経営支援推進担当の兼務発令を行い、部署横断的に経営支援に取り組む体制を整え、経営支援の推進に取り組みました。日常業務(保証や条件変更の申❷経営者保証を不要とする保証の推進❸企業の持続的発展の支援❹金融機関や中小企業支援機関との連携(2)期中管理・経営支援部門33

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