創業ガイド
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2創業場所 創業場所の選定は、事業の成否を左右する重要なポイントです。「立地条件」、「家賃」、「販売計画」等をよく考えて決めましょう。 商品特性に応じて、消費者(顧客)の購買行動等は異なります。 例えば、食品や日用品等の最寄品の場合、購買頻度が高く、計画性の低い日常反復的な購買がなされます。また、幅広い顧客層を相手に便利な立地で、比較的低価格の商品が販売されます。 また、家電や衣類等の買回品の場合、購買頻度が低く、計画性が高まります。また、価格は高めでメーカーと小売店が広告や人的販売を行い、ブランド選考も高まります。最寄品に比べ、商圏が広がります。 このように、商品特性に応じた立地のほか、販売方法、価格設定等を検討することが必要になります。■ 最寄品/買回品/専門品/探索品コラム  不動産賃貸借契約や売買契約を締結することで、具体的に「事業に着手」したことになります。着手後は、後戻りをするリスク(違約金等)が発生することになりますので、着手の際は慎重に行動しましょう。 一般の消費者を相手として、店舗集客を行う場合は、周辺地域の情報収集を行うことが重要です。 実際に創業場所の通行量や来街者を自分の目で確認することで、曜日別や時間帯別での違いなどを確認することができます。また、周辺の商店や施設などにヒアリング調査しても参考になるでしょう。 自分が消費者(顧客)の目線(立場)になって考えたり、感じることが大切です。※「創業場所(立地)が適切」⇒「事業の成功」ではありませんので、ターゲット顧客が望む商品やサービスであるかをもう一度見直しましょう。 運送業や卸売業、製造業の場合は、流通に適しているのか、トラック等の大型車の通行幅や駐車スペースが確保できるか等がポイントになります。チェックポイント□ 周辺に競合店はありますか?□ ターゲット顧客の交通手段に  マッチしていますか? (最寄駅はありますか?  徒歩何分ですか? 駐車場は必要ですか?)□ ヒトや車から目に留まる立地ですか?立寄りやすい間口ですか?□ 家賃は、販売計画で支払いできそうですか?□ 法令等で規制を受けませんか?近隣住民から理解を得られそうですか?CAFE13長崎県信用保証協会

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