創業ガイド
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決算書の必要性~決算書は企業の自己通信簿~ 決算書は、企業の事業活動の成果をまとめたものです。自社の商品やサービスの提供に関する販路、販売促進、価格政策、人事・組織、情報化といった様々な企業の活動の結果が数値で表されたものです。8 長崎県信用保証協会で創業資金を保証した創業者の属性は、以下のとおりです。なお、平均年齢は42.5歳です。■ 創業者の属性(統計)コラム 1決算書の概要■ 決算書の中心は「貸借対照表(B/S)」と「損益計算書(P/L)」です。■ 原則として、個人事業の方は翌年の2月16日から3月15日までに、法人の方は事業年度終了日の翌日から2カ月以内に税務申告(確定申告)をしなければなりません。2決算の目的❶ 所得税や法人税等の税額を算出するために作成します。❷ 企業自身が、一定期間における企業活動の成功や失敗の要因を知るための資料です。  また、決算期ごとの推移を把握(比較)することで、より詳細に要因や傾向を把握することができ、次期以降の計画策定(売上予測や経費見積もり等)に活用できます。❸ 金融機関をはじめ、商工会議所等の中小企業支援機関や当協会が、適切な助言やサポートを行うためにも企業実態を表した決算書が必要となります。つまり、「決算書=企業の成績表」です。企業の一定時点における財務状態を示し、資産・負債・自己資本(純資産)で構成されます。❶ 貸借対照表(B/S)企業の一定期間における経営成績を示し、売上・費用・利益等で構成されます。❷ 損益計算書(P/L)(男女別)創業者構成男性76%20歳代7%30歳代41%40歳代25%50歳以上27%(平成30年4月~平成31年3月実績のうち、保証利用残高ありの方)女性24%(年齢別)創業者構成2828

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