創業ガイド
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家族の理解、良き相談相手創業の心の準備創業するとは?教えて信用保証協会さん❶サラリーマンの方であれば、退職することで毎月の給与はなくなります。❷決まった休日が取れない場合が考えられます。❸経営者としての社会的責任が課せられます。❹全てが自分次第です。「誰かが決めてくれる」、「誰かがやってくれる」といったことはありません。❶家族の理解が絶対必要となります。❷良き相談相手や支援者がいることも重要なポイントです。❸これまでの人脈や経験を活用してこそ、創業後の経営が順調に進んでいきます。❹意欲・体力、そして何よりも計画性がなければ、事業継続は困難です。創業には?△△△△美容室創業個人 A さん育児も落ち着き、自分のために創業したのですが、今度は親の介護や家族の急な入院で、事業が継続できるか心配です。●●●●株式会社介護事業創業代表取締役 B さん人脈が弱かったので、固定の利用者獲得に時間を要してます。何から始めればよいのか、他人の意見を聞いても不安が先行し、決断できません。株式会社◆◆◆◆製造業創業代表取締役 C さん自分の夢や理想をしっかり持ち、計画性のある具体的な行動に移しました。自分の時間が創れると思い独立しましたが、忙しい日常に追われています。しかし、創業してよかった。○○○○株式会社飲食店創業代表取締役 D さんあらゆることを考え、準備しておかなければいけません。しかも、やるのは自分です。他人任せや成り行き管理では失敗する恐れや不安があります。 日本の起業活動は先進国で最も低調です。起業に関する国際研究組織であるグローバル・アントレプレナーシップ・モニター(GEM)調査によると、日本の18~64歳人口に占める起業家の割合(準備中を含む)は2012年時点で4%と12%超の米国の3分の1です。 日本と並んで低いのはイタリアやフランス、ドイツなど欧州連合(EU)の中核国で、それぞれ4~5%程度でした。一方、中国は米国と並ぶ12%、シンガポールは11%、韓国は6%と、アジアでは起業が盛んな国が多いです。起業が盛んな国では、起業・廃業の新陳代謝が激しくなるため、技術革新も生じやすくなります。内閣府は「起業活動が盛んな国ほど生産性の上昇や経済成長が高くなることが予想される」と分析しています。心の準備?■ 起業家比率コラム ??0.0(%)5.010.015.0米国中国シンガポール英国韓国フィンランドドイツフランスイタリア日本日本は起業化の割合が低い07長崎県信用保証協会

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