12information magazine(3)回収部門 ①回収の早期着手 期中管理部門との連携を密にし、期中管理段階で金融機関と協調して行った調査及び交渉内容を基に債務者等の現況に見合った回収方針を早期に策定し、代位弁済後速やかに回収に着手します。 ②求償権の適切な状況把握と回収方針の進捗管理の徹底 実地訪問・面談により求償権関係人の実態把握に努め、回収方針の見直しをきめ細かく行い、法的手続きを含めた回収交渉を適宜、適切に行います。 ③分割弁済履行状況の管理の徹底 分割弁済の履行状況の管理を徹底し、督促文書の発信や訪問等による督促を強化し、定期回収額の維持・増加に努めます。 ④管理事務の効率化 管理事務の効率化を図るため、管理事務停止、求償権整理の促進に努めます。 ⑤サービサーの活用 サービサーを活用した無担保求償権の回収の最大化に努めます。(4) その他間接部門 ①内部管理体制の強化 協会に求められる各種の課題に適宜、柔軟に対応するため、内部提言等を基に、より具体化して実践する改善プロジェクトを推進し、組織の活性化を図ります。 ②人材の育成・開発 人材の育成・開発は、協会が公的な「保証機関」「支援機関」として活動するために必要不可欠なものであり、中小企業診断士、経営アドバイザーの育成に積極的に取り組むとともに、企業訪問等の強化により目利き能力の向上に努めます。 また、外部研修や通信教育及びOJTも活用し、更なる職員のスキルアップにも努めその態勢強化に繋げます。 ③顧客サービスの充実 協会が行う各種支援事業や補助事業など協会情報をタイムリーかつ的確に伝えるため、広報委員会の提言を基に広報の体制を見直し、広報媒体を充実させるとともに、金融機関等関係機関との各種会議においても周知を図り、顧客サービスの充実に努めます。 ④コンプライアンス態勢の堅持 協会は高いレベルの公共的使命と社会的責任が求められており、引き続きコンプライアンス態勢の醸成と堅持に一層努力します。 ⑤新電算共同システムの安定運用 平成27年1月の稼動以降、1年余を経過した新電算共同システムについて、引き続き安定した運用に努めます3.事業計画 平成28年度の保証承諾等の主要業務数値(見通し)は、以下のとおりです。項 目金 額前年度計画比保証承諾750億円100.0%保証債務残高1,601億円99.7%代位弁済30億円100.0%回収9億円90.0%
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