❺回収の効率化、最大化 代位弁済が低調に推移する中、無担保求償権及び第三者保証人のいない求償権の増加、法的整理手続きの増加等による求償権の劣化など、厳しい回収環境が続いている中で、効率的な管理・回収に努めるとともに、サービサーの活用等に取り組み、回収の最大化に努めます。<取り組み方針>・期中管理部門との連携を密にし、期中管理段階での債務者等に対する調査および面談内容を基に債務者等の現況に見合った回収方針を早期に策定し、代位弁済後速やかに回収に着手します。・実地訪問・面談により求償権関係人の実態把握に努め、回収方針の見直しをきめ細かく行い、回収交渉を適宜、適切に行います。・分割弁済の履行状況の管理を徹底し、督促文書の発信や訪問等による督促を強化し、定期回収額の維持管理に努めます。・定期入金先の保証人に対しては、経営者保証ガイドラインや一部弁済による連帯保証債務免除ガイドラインを利用した保証債務免除等の柔軟な対応に努めます。・管理事務の効率化を図るため、管理事務停止、求償権整理の促進に努めます。・サービサーを活用した無担保求償権の回収の最大化に努めます。❻協会の運営・体制における取り組み 時代の変化に伴い、信用保証協会の役割が変わりつつある中、経営改善面での支援対応の強化や、客観的かつ公平な業務運営体制の更なる整備を図るとともに、地域に根ざした公的機関として、地方創生に一層の貢献を果たします。<取り組み方針>・協会に求められる各種の課題に適宜、柔軟に対応するため、情報収集や共有及び経営資源を有効活用し、より迅速に対応できる体制や仕組みを作り、組織の活性化を推進します。・内部・外部研修等を活かし、信用保証協会が求められる役割を担う人材の育成に努めます。・信用補完制度の見直し実施や、制度創設、各種支援事業・補助事業等、協会情報をタイムリーかつ的確に発信し、中小企業および金融機関等関係機関への周知、利便性向上を図ります。また、金融機関、中小企業の保証協会に対するニーズの把握・研究・活用に努めます。・コンプライアンスプログラムを継続的に実践し、役職員のコンプライアンスマインドの向上に努めます。・警察、長崎県暴力追放運動推進センター、金融機関等と連携し、反社会的勢力の排除に努めます。・金融機関、商工会議所、商工会等主催の創業セミナーへの参加、協会主催、支援機関との共催による創業セミナー開催による起業マインドの醸成、県内大学・各種専門学校等への講師派遣、及び、地域ファンド組成に係る情報収集、出資検討等により地方創生に一層の貢献を果たします。99
元のページ ../index.html#10