保証だより2021春号
14/32

❷中小企業のライフステージに応じた、金融機関・中小企業支援機関と連携した中小企業者への金融支援・経営支援の推進 中小企業のライフステージに応じた多様な資金ニーズに対応するため、各種政策保証や経営者保証ガイドラインの周知に努めながら、融資・保証における金融機関と連携した適切な協調支援を通じてタイムリーな金融支援を実施していきます。 また、金融支援のみならず、創業支援、経営支援、事業承継支援、再生支援などの各種経営支援策の浸透に努め、経営支援ネットワークを活用し、金融機関・中小企業支援機関と連携して、中小企業の経営改善・生産性向上や、事業再生、事業承継支援の推進を図ります。❸地方創生・地域活性化への取り組み 地方創生に向けて、金融機関や地方公共団体、中小企業支援機関との連携を強化しながら、創業支援や移住支援等の推進に取り組みます。また、創業マインド醸成に向け、大学や専門学校の学生に対する講義やセミナー開催等を行います。❹経営支援の効果的な実施に向けた検証の取組 協会業務に経営支援業務が追加されたことにより、経営支援の効果的な実施に向けて、令和6年度より、経営支援の取組に関する定量的な効果検証の指標及び目標値を各協会において定めることとされています。 当協会の経営支援の取組について、これまでの実績・成果の検証を踏まえつつ、経営支援のデータの蓄積により、定量的な効果検証の試行を行いながら、今後の経営支援の在り方を模索します。また、経営支援の取組に関する定量的な効果検証の指標及び目標値の設定についての検討を行います。❺効率的な管理・回収の推進と再チャレンジを考慮した適切な対応 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、今後代位弁済が増加することが懸念される中、期中管理部門との連携による、すみやかな管理回収方針の策定や、一部弁済による連帯保証債務免除ガイドラインの活用などによる効率的な管理・回収に努めるとともに、実地訪問・面談による実態把握により、状況に応じたきめ細やかな対応に努め、求償権先からの再生計画に基づく抜本再生支援要請に対しても、内容を精査し適切に対応します。❻協会の運営・体制における取組 コロナ後の社会が変化していく中、中小企業や金融機関への対応も変わっていくことが予想されるため、業務環境の変化に適切に対応し、電子化の推進等による保証利用の利便性向上や効率的な業務運営体制の整備を図ります。 加えて、地域に根差した公的機関としての社会的責任の重さを認識し、コンプライアンス及び情報セキュリティの徹底や緊急事態への適切な対応に努めるとともに、各種研修や学び合う環境づくりにより職員の能力向上を図り、その職責を果たす人材を育成します。 また、各種広報媒体や大学での講義を通じて、当協会の役割について情報発信し、協会の存在をアピールします。1313

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る