保証だより2021春号
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令和3年度 経営計画 当協会は、公的な「金融と経営の総合支援機関」として、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた中小企業への資金繰り支援のみならず、経営改善・生産性向上に向けた支援に取り組むとともに、中小企業のライフステージに応じた多様な資金・支援ニーズに「タイムリー」に対応するため、金融機関や中小企業支援機関等と連携し、保証・創業支援・経営支援・再生支援・事業承継支援の充実に努め、中小企業の維持・発展を積極的にサポートします。また、地方公共団体や金融機関、中小企業支援機関等との連携した支援により地方創生、地域活性化に寄与するため、令和3年度における業務上の基本方針について、以下に掲げる項目を主要項目として取り組むこととします。保証部門❶新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている中小企業への資金繰り支援、経営改善・生産性向上支援 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、事業の継続に支障を来している中小企業に対し、資金繰り支援のみならず、金融機関と連携した適切なモニタリングの実施により、経営改善・生産性向上に向けた経営支援に取り組む。 また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響等による今後の社会情勢の変化に対応して、保証を通じた必要な資金繰り支援、経営支援に取り組むこととする。❷中小企業の資金ニーズに合わせた、融資・保証における金融機関と連携した適切な協調支援 中小企業のライフステージに応じた資金繰り支援を、金融機関と連携し協調しながら行う。❸政策保証の周知と利便性向上 各種広報媒体等を活用しながら、国の新たな対応等を含め政策保証の周知を図る。また、各種保証制度の利用状況や、金融機関・中小企業の資金ニーズ・要望を把握し、保証利用の利便性向上に向けた制度の改善・創設等の検討を行うとともに、地方公共団体へも制度創設、改正を要望し保証の利便性向上を図る。❹金融機関との連携の取組 上記①~③の方策について、金融機関と中小企業支援に対する認識を共有した上で実施するため、金融機関との日常的な対話や業務研修会等を通じてより一層の連携強化に取り組む。期中管理部門・経営支援部門❶新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた中小企業等の経営改善・事業再生の促進に関する取り組みの推進 金融機関と連携したモニタリングの実施をはじめ、期中管理の徹底を図り、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で資金繰りに支障を来している中小企業や経営改善が進まず返済緩和の条件変更を繰り返している中小企業、経営課題を抱え経営改善や事業再生に取り組む中小企業に対しては、金融機関や中小企業支援機関と情報を共有し、外部専門家派遣事業等の推進により経営改善を支援するとともに、実施後のフォロー1515

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